民事調停・特定調停(簡易裁判所に対し,債務の分割返済について調停の申立をする方法)
この方法は,弁護士を使わないで,自分で借金の整理をする方法としてもっともよく使われています。調停員の方が,債権者に利息制限法に引き直しをさせた上で,毎月の支払額を調整してくれますので,あなたが直接債権者と交渉するよりも,ずっと合理的な解決が出来るはずです。
申立費用もかなり安いです。難点は,自分が何度も簡易裁判所に足を運ばなければならないということでしょうか。
弁護士が調停を使うのは,任意整理をやってもうまく行かない業者に対してだけ,調停の申立をするということがあります。
また,最近出来た特定調停法に基づく調停では,手形を担保に取られた場合でも,債権者に対し取立を禁止したり,強制執行をかけられていてもそれを止めて,調停の場で話し合うということも可能です。