仙台弁護士会の案内

仙台弁護士会 会長挨拶

 私は、2024年度の仙台弁護士会会長に就任した藤田祐子(ふじたゆうこ)と申します。

市民の皆様にとって弁護士・弁護士会が身近な存在になれるように、そして弁護士会の活動に注目してもらえるように一年間取り組みますので、よろしくお願い申し上げます。

仙台弁護士会とは

 「仙台弁護士会」は、宮城県内に事務所を置く496名の弁護士が所属しています。仙台地方裁判所本庁管内に事務所を置く弁護士が最も多く454名おります。そして石巻支部管内に13名、古川支部管内に11名、気仙沼支部管内に7名、登米支部管内に3名、大河原支部管内に8名の弁護士がおります。女性弁護士は79名です(人数はいずれも2024年4月1日時点です)。弁護士は、必ず弁護士会に登録しなければなりませんので、宮城県内の弁護士全員が仙台弁護士会に登録しています。

仙台弁護士会の活動

 弁護士は「基本的人権を擁護し、社会正義を実現することを使命とする。」と、弁護士法1条で定められています。この使命を果たすべく、仙台弁護士会は様々な人権擁護活動を活発に行っています。

1.憲法の理念や人権を守るための活動

 仙台弁護士会は、日本国憲法の理念を守り活かすために、意見を表明したり、市民講座を開催したり、街頭でのアピールを行ったりしています。
仙台弁護士会は、あらゆる戦争に反対し、憲法に謳われる「平和的生存権」が宮城県、東北、日本、そして全世界の市民に保障されるよう活動していきます。
 また「、憲法に定められた個人の尊重の理念に則って、特に社会の中で少数者であるが故に弱い立場に置かれてしまいがちな人々(刑事事件の被疑者・被告人、犯罪被害者、消費者、子ども、高齢者、障がい者、被災者、外国人、性的少数者等)の人権を守るために、意見を表明したり、提言を行ったりしています。
 その他、人権侵害の被害を訴える方から人権救済の申立てを受けて、調査・事実認定を経て、必要に応じて警告や勧告等を発するという活動もしています。
 更に、東日本大震災及び・福島第一原子力発電所事故により被害を受けた方々の支援のために行った活動を糧として、今後の災害対策に必要な法制度の整備に向けた活動等にも力を入れています。

2.法律相談を受ける活動

 皆さんが生活する中で、法律が関係する問題がおこるなど、弁護士に相談したいと思うときがありましたら、お気楽にご相談ください。
 宮城県内には、仙台市の会館内にある法律相談センターの他、5箇所(古川、気仙沼、 登米、大河原、石巻)に支部センターがあり、皆様の相談をお受けしています。原則30分5500円の有料相談にはなりますが、個人の方で一定額以下の収入、財産であるという条件を満たす場合、法テラスの援助を利用した無料相談を受けられる場合がありますので、お問い合わせください。
 夜間や土日の面談相談も一部で行っています。皆様のご都合に合わせてご利用ください。
 さらに、専門相談窓口(借金問題、子ども、高齢者、障がい者、犯罪被害者、DV・ストーカー被害者、外国人など)を設け、無料の電話相談(子ども、高齢者、犯罪被害者)も行っております。詳しくは、「弁護士に相談する」のタブから各種バナーをクリックしてお読みください。

3.その他の活動

 紛争解決の支援制度として、①弁護士が仲裁人となって和解をあっせんする紛争解決支援センター(ADR)、②交通事故トラブルの解決を目指す交通事故無料示談あっせん、③弁護士と建築士が相談やあっせん等の対応をする住宅紛争審査会を設け、トラブルの解決に取り組んでおります。
 弁護士が出張して講義を行う出前講座も承っております。消費者教育、法教育、いじめ・児童虐待問題、働く者の権利、憲法と人権の問題、セクハラ・パワハラ等の各種の出前講座に対応可能です。スペシャリストを講師としてご紹介します。
 また、皆さんが仙台弁護士会の会員である弁護士の対応等についてお困りになっていることがあるという場合には、「市民の声を聞く窓口」という相談窓口を設けて、お話を伺い解決する努力をしていますので、こちらにご相談下さい。

おわりに

2024年度の仙台弁護士会の役員(執行部)のメンバーは以下のとおりです。皆様、どうぞよろしくお願いします。

役職 氏名
会長 藤田 祐子 (ふじた ゆうこ)
常議員会議長 小向 俊和  (こむかい としかず)
副会長 中田 孝司  (なかだ たかし)
副会長 伊藤 佑紀  (いとう ゆうき)
副会長 小野寺 宏一  (おのでら こういち)
副会長 前田 拓馬  (まえだ たくま)
庶務委員長 丸山 孝  (まるやま たかし)
副庶務委員長 砂金 直美  (いさご なおみ)
副庶務委員長 笠原 太良  (かさはら たろう)

法律相談のご予約はこちら